「観音裏の住民」のひとりごと

昨日、新幹線内で一般の人を巻き込み焼身自殺した犯人は、受給している年金額が少ないと訴え、ヤケを起こして自殺したようです。
今の若い人たちは年金保険料を未納している人が多いようです。正当な理由なくして支払わないのは違法ですが、それより前に現役を引退した時、どのようにして暮らすのでしょうか。具体的な計画があり、それが確実にうまくいくなら良いとして、将来計画の無い人はどうするのでしょう。将来を考えていない人は、「どうにかなる」と思っている人もいるかもしれません。しかし、現実はそんなに甘くはありません。
今の私の厚生年金は早くから受給したこともありますが、会社員時代の最高額の給料(平均額ではありません。最高額です。)の３分の１程度の額です。たぶんこれでは私も生活できなかったでしょう。貯金を取り崩すしかありません。私の場合は足りないことを理解していたため、その分を補うため若くから事業を始めました。これで、どうにか生活ができています。もともと年金で生活を維持することはできないものなのです。
今の年金未加入の人たちは、「将来は生活保護でも受ければいい」と考えているかもしれませんが、私の知る限り生活保護の金額は厚生年金受給額より少ないのです。
今は昔と違い、ネットで検索すれば年金情報は直ぐに知ることができます。
将来のアリになるか、キリギリスになるかは、現在の若い時代に自分の責任で判断しなければなりません。