「観音裏の住民」のひとりごと

今日も新聞を開ければ、東電の福島第一原発の汚染雨水の海への流出、また、過去にも事件を起こした東洋ゴム工業の免震偽装事件が組織犯罪として拡大してきたことを報じています。
原因は両方とも会社に責任はあることは明らかですが、いまだに賠償責任果を果たしていないことはご存知のとおりです。免震偽装事件については私の勤めていた会社の地方の支店の建物２棟も被害を受けたようです。
約１０年前に建物の構造偽装事件がありましたが、その犯人は賠償能力が無いとして被害者に賠償をしていません。被害者の中にはローンの支払いだけが残り、所有していたマンションは取り壊され、賃貸住宅に住まざるを得なくなった人も多くいることでしょう。
犯人と言えば生活能力も無く収入も無いため、たぶん生活保護を受けて生きているのでしょう。賠償責任を果たせず、罪の償いをしていない犯人に対して生活保護(税金)で生きることを保証する、という日本の司法(法律)のあり方に疑問と矛盾を感じるのはどうしてでしょうか。
東電の汚染水流出事件も東洋ゴム工業の免震偽装事件も最後まで賠償責任を果たすことは出来ないでしょう。結局、被害者が裁判で勝っても泣き寝入りすることになるのです。
これらの事件を日本の規模でみても、このような事件を少しずつ何回も数多く起こすことにより、日本の自然環境は破壊され被害者の国民も殺されていくのです。地球規模のその先には人類の破滅が待っていると思わざるを得ません。当時の自然の中で生きてきた恐竜時代より、人類の生きた歴史は明らかに短いのです。
人類の引き起こした温暖化による異常気象がそれを証明しています。

今でも車の中で聞き、歌っている「想い出の渚」の加瀬邦彦さんが亡くなりました。私の青春時代の歌でしたね。病気療養が辛かったのでしょうか。誠に残念なことでした。
ご冥福をお祈りいたします。
でも「想い出の渚」は残っています。那須へ行く車の中にも、那須高原の山小屋の中にも「想い出の渚」は残っています。(涙)