毎年、手遅れだった2023年05月27日 13時31分21秒

夜、車で通ったら暗い中に飛んでいる光が見えた。
「あれ、何だろう?」と交通量の少ない路肩に車を停め、光の方向へ歩いて行ってみた。
私のほかに車は停まっていない。

近づくにつれ小川に面した空中には、いくつもの点滅する光が飛んでいた。
「そう、ホタルだ」
源氏ボタルか平家ボタルか私には分からない。
私にとっては、どの種類のホタルでもいい。
何しろ東京区部では人工的に飼育したホタルを、見学料金を払って見るのがホタルなのである。

名もない小川に数は少ないかもしれないが、人は少なくカエルの鳴き声しか聞こえないような真っ暗な環境で自然のホタルを鑑賞することが、これからの梅雨の時期に体験したい私の夢である。

私が自然のホタルに接したのは約30年も昔、埼玉県小川町でのことでした。