勘違いと思う2020年02月16日 13時52分12秒

先日、薬局でマスクと手の消毒液の在庫があり、買えたことを書きました。
そして、私の周りの人が、手の消毒用に「ドーバー パストリーゼ77」がSNSで人気があり品切れになっていると話していました。
同じく同等品で別メーカーの「除菌アルコール78」も品切れになっているとネットには書いてありました。

ドーバー パストリーゼ77

除菌アルコール78

2品とも用途は「食品へ直接噴霧してご使用頂く事を目的とした食品添加物」となっており、食品の除菌を目的としたものなのです。
ところが、私の周辺の人たちは食品の除菌ができるのだから、手の除菌も出来ると勘違いしている人が複数人いました。
私は新型コロナウィルス流行を心配して、食品添加物であるドーバー パストリーゼ77や除菌アルコール78が品切れになるほど売れるものなのか、不思議に思いました。
テレビや新聞などのマスコミでは接触感染を防ぐため、手の洗い方やドアノブなどの消毒の方法を周知しています。
したがって、手の消毒液が品切れになるのは理解できますが、食品の除菌を目的としたストリーゼ77や除菌アルコール78が、品切れになるほど売れるとは理解できませんでした。
いろいろ調べてみると、食品も手も除菌できる万能な消毒液と勘違いし、ストリーゼ77や除菌アルコール78を使っているように思いました。

メーカーの説明によると、「ストリーゼ77や除菌アルコール78は食品の除菌は効果がある」と書いてありますが、手の除菌については「手荒れの恐れあり」とは書いてあっても、手の除菌効果があるとは何処にも書いてありません。
したがって、ストリーゼ77や除菌アルコール78は、消費者が勝手に勘違いし(思い込んで)、使っているものと私は思いました。
また、逆に手の除菌を目的とした消毒液は、「食品の除菌に効果あり、使用可能」とは一切書いてありません。

消費者は説明を良く読み、この違いを理解して使わないと除菌効果は得られないことを知らなくてはなりません。