「観音裏の住民」のひとりごと

昨日、「隅田川マリンスポーツの祭典」を見てきましたよ。うちのオヤジの戦前の隅田川は綺麗な水で良く泳いでいたそうです。
戦後、川岸に多くの工場ができ、廃液を垂れ流ししていたため、くさい臭いが年中漂っていました。私の通学していた中学校も隅田川の川岸にあったため、私も含めて在校生の半分以上が慢性鼻炎などの鼻の病気にかかっていました。
その後、環境問題が重視されるようになり、隅田川もヘドロの浚渫をしてきましたが、長年汚してきた川は今でも元通りにはなりません。ヘドロの汚れが奥深くしみついているのだと思います。臭いこそ無くなってきましたが、川の水は顔をつけたり、泳ぐには程遠く、どす黒く汚れています。
こんな隅田川で良くもまぁ、「隅田川マリンスポーツの祭典」をやったものですね。私には関係ないとしても、宣伝と人集めには良かったのでしょうね。私はせめて多摩川で行うイベントだと思いましたよ。
何度も川の中に水没しパフォーマンスを行っていた皆さんへは、病気になるかも知れない体を張った演技に、ただただ「ゴクロウサン」とだけお伝えしたいですね。汚い川でパフォーマンスをしても私は「やってみたい」とは思いませんでしたよ。
宣伝効果はあったのでしょうかね。（笑）