「観音裏の住民」のひとりごと

Yahooニュースから

「兼高かおるさんが死去　紀行番組「世界の旅」で案内役
海外紀行番組の草分け「兼高かおる世界の旅」（TBS系）の案内役として約150カ国を巡った旅行ジャーナリストの兼高かおる（かねたか・かおる、本名兼高ローズ）さんが5日午後8時45分、心不全のため東京都港区の高齢者施設で死去した。90歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日しのぶ会を開く。
東京の香蘭女学校を出た後、米国留学。帰国後、英字紙で働いた。航空機を乗り継ぎ、世界一周の速さを競うコンテストで約73時間の記録を樹立した。
1959年に紀行番組「兼高かおる世界飛び歩き」がスタート。60年にタイトルが「世界の旅」となり、約30年間放送された。」

私が小学生のころは白黒テレビで、中学生からはカラーテレビで「兼高かおる世界の旅」を良く見ていたことを想い出します。
当時はまだ海外旅行は自由化されていなく、海外へ旅行に行くにも現在のように安くはなく、多額の費用がかかりました。
スポンサーは倒産してしまったパンアメリカン航空でしたね。
テーマ曲は「８０日間世界一周」でした。
旅情を掻き立てるこの曲もこの番組で知りました。
また、現在のように衛星中継も無く、内容が旅行ではありますが、今の外国の情報を知る手段としてもこの番組を良く見ていたものでした。
兼高かおるさんの語り口も言葉遣いが非常に上品で、育ちの良さを伺わせるようでもありました。
「外国ってこうなんだ」と感心しながら納得して見ていました。
その兼高かおるさんも、もう９０歳だったのですね。
良い番組をありがとうございました。
また、良い海外旅行の想い出をありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。　合掌。