今日の新聞から2018年07月31日 10時28分11秒

今日の新聞で「西日本豪雨 夏休み直撃 観光地悲鳴」という記事を見ました。
この中で、「広島・呉市に行って良いのだろうか」という質問に対し、観光協会担当者は「市内の避難者もいる中で、どう答えるべきか迷ったが、中心部の経済が元気じゃないと、地域全体も沈んでしまう」と答えています。
全ての災害被災地に共通する問題ですが、この回答は質問に答えていないと思います。
観光客は観光と共に、行くのであれば私の場合は被災地の状況も確認したいと思っています。その時に、見られる被災者の思いを考えると、また、物見遊山で来た観光客であると被災者に誤解されることが、観光客としては一番イヤなことです。
間接的には地域経済の復興もありますが、直接的には観光地のホテルや土産物屋が儲かるだけです。
観光に関係のない被災者は、それを見てどのように思うでしょうか。
私の住んでいる浅草でも、私は観光業はしていませんので、この気持ちは分かるのです。
観光客もその誤解を避けたいための疑問が最初に掲げた質問なのです。
結論としては、観光収入のあるホテル等から得た利益の一部を直接被災者に義援金として支給されるような仕組みがあれば、観光客も被災者支援に貢献していると考え、堂々と観光地・被災地を見て回ることができ、被災者も観光客を心から歓迎してくれるでしょう。
今までの災害被災地は、このような仕組みが存在するのでしょうか。
              ↓
メールで観光協会に質問したところ、観光協会担当者が話したことが掲載されず、記者の思いが記事として掲載されたと返答がありました。
つまり、取材された内容とは異なるということです。
この件を新聞社にメールで伝えましたが、返事は来るかどうか分かりません。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kannonura.asablo.jp/blog/2018/07/31/8929307/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。