「観音裏の住民」のひとりごと

報道によると、ある鉄道会社の取締役会に取締役でなく権限もない相談役が出席していたそうです。このように取締役会規程を守らない、今はやりの言葉で言えば社内コンプライアンスを順守しない会社というのは結構あると思いますよ。労使問題が根強くあったようですが、取締役自身がコンプライアンス順守をしない会社のガバナンスはどうなっていたのでしょうか。このような会社はこのような運命になるのですね。

警視庁が調査した個人情報が流出し、東京地裁で9000万円の賠償金支払いの判決が出ました。私も元の会社で個人情報関係の仕事をやっていたこともありますが、個人情報保護の法律が施行された当時の初めての判決では1名当たり15000円の賠償金だったと記憶しています。今回は個人情報の内容が異なるとしても1名当たり約530万円という賠償金額です。何というか隔世の感がありますね。